子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」を運営するアクトインディの「いこーよ総研」は、旅行のために子どもが学校を休むことについて保護者がどう考えているかアンケート調査をおこなった。
愛知県が2023年3月、休み方改革プロジェクトの一環として創設した「ラーケーションの日(校外学習活動の日)」に着目したもの。「ラーケーション」は、ラーニング(learning)と休暇(vacation)とを組み合わせた造語で、公立学校に通う子どもが学校を休み、保護者などとともに家庭や地域で探求の学びや体験・活動を自ら考え、企画実行できる制度。年3日まで取得が可能で、休んでも欠席扱いとはならない。
アンケート結果によると、「おでかけや旅行に行くために学校を休ませてもいい」という賛成派は約7割。反対派も「ラーケーションの日」なら利用したいという声が多かった。
「ラーケーションの日」を「ぜひ利用したい」という人は63%、「まあ利用したい」という人も26%いて、多くの人が好感を持ち、関心を寄せていることがわかった。
また、「おでかけや旅行に行くために学校を休ませてもいい」に賛成と回答した人の95%がラーケーションを希望。学校は休むべきではないという考えの人であっても、「ラーケーションを利用したい」との回答は73%に上った。これらの結果から同社は、「学校以外での子どもの学びの機会や体験が増えることにもなるラーケーションの日は、家族との思い出づくりを大切にしたいけれど学校を休ませるのが心配という家庭にも、今後影響を及ぼしていくかもしれない」などと分析している。
調査は2023年7月3~27日、「いこーよ」及び「いこーよアプリ」を利用したユーザーを対象に実施。307サンプルの回答を得た。