KNT-CT、第1四半期決算は増収増益、個人旅行が好調、過大請求事案の影響で来年以降の教育旅行に暗雲

KNT-CTホールディングスが発表した2024年3月期第1四半期(2023年4月1日~6月30日)の連結決算は国内旅行の好調などで増収増益だった。売上高は前年同期比22.3%増の638億3300万円、営業利益は244.7%増の25億3300万円。経常利益は143.2%増の26億1100万円、純利益も75.6%増の20億6800万円と黒字だった。

国内旅行は個人が東京・関西方面へのダイナミックパッケージが好調、団体旅行は親鸞聖人の仏事の案件などに注力したという。ただ、子会社の近畿日本ツーリストによる過大請求事案が影響し、特に教育旅行の指名停止などもあって2024年、2025年の受注状況は厳しい。

2023年3月期通期の連結業績については、2022年5月12日に公表した予想からの変更はなく、売上高前年同比1.6%減の2482億円、営業利益同69.3%減の35億円、経常利益同29%減の35億円、純利益同74.6%減の30億円と、減収減益を見込んでいる。

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