世界の航空旅客流動のバロメーター、ドバイ国際空港の旅客数がコロナ前を上回る、2023年上半期は4160万人

ドバイ国際空港は、2023年上半期の旅客数が4160万人となり、2019年上半期の実績を上回ったことを明らかにした。エミレーツ航空が本拠とする同空港は、世界の航空旅客流動のパロメーターと言われており、今回の発表は、世界の旅客数がコロナ前の94%まで回復しているとする国際航空運送協会(IATA)のデータを裏付けるものとなった。なお、2022年同期の実績は2790万人。

ドバイ国際空港では、インド、サウジアラビア、英国、パキスタンを目的地とする旅客が多く、ウクライナ危機の中でもロシアとの路線が維持されていることから、ロシアも主要なマーケットになっている。

また、ドバイはいち早く観光客の受け入れを再開したことも、旅客の早期回復につながった。2023年上半期の海外からの観光客数は約855万人で、パンデミック前の上半期実績をすでに上回っている。ホテルの平均稼働率も78%と好調だ。

エミレーツの業績も好調。2022年の売上高は29億ドル(約4200億円)となり、利益も過去最高となった。

ドバイ国際空港は、今年の旅客数を8500万人に上方修正。これは、2019年の8630万人に迫る数字だ。同空港は現在、104カ国257都市へ路線網を広げている。

※ドル円換算は1ドル145円でトラベルボイス編集部が算出

※本記事は、AP通信との正規契約に基づいて、トラベルボイス編集部が翻訳・編集しました。

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