阪急交通社は、外国客船MSCクルーズが沖縄を発着地として運航するショートクルーズに、沖縄への往復航空券を付けた「フライ&クルーズ」商品を設定し、販売を開始する。
MSCクルーズは2023年4月から、大型客船「MSCベリッシマ」の日本発着クルーズを再開し、横浜を拠点とする周遊クルーズを運航している。しかし、2024年1月中旬から3月上旬までの冬季は沖縄・那覇港を拠点に、宮古島や石垣島、基隆(台湾)をめぐる短い期間での南西諸島クルーズの運航を決定。阪急交通社は同クルーズを、全国各地からの往復航空券を付けたクルーズ商品として販売する。販売は、BS放送のテレビ通販番組でおこなう予定だ。
阪急交通社によると、今春に再開した外国客船による日本発着クルーズは、旅行需要の回復に伴い、夏休み期間には2019年比2.2倍に伸長。2019年就航のMSCベリッシマは新造船という話題性もあり、今秋の予約も順調に推移している。この状況から、今回販売する冬季のフライ&クルーズも、温暖な那覇港発着のクルーズとして、全国から多数の予約を見込んでいるという。