中国大手OTAシートリップが京都に外貨両替所、日本旅行TiS支店内に開設、会員サービス拠点化も視野に

京都駅構内にある日本旅行TiS京都支店内に、中国大手OTAのシートリップ（Ctrip）の名前を冠した外貨両替所が2023年9月16日オープンする。JFS、みずほ銀行、トリップドットコム・グループ（Trip.com Group）、上海Ctripフィナンシャルサービス、京都駅ビル開発、日本旅行が、インバウンド施策として外貨両替サービスで戦略的提携を開始するもの。今後、日本旅行をはじめ、飛行機、新幹線といった主要交通機関を中心に、2024年度中に10店舗まで拡大を目指す。

シートリップは、タビマエの訪日前から中国人を中心としたユーザー向けに情報発信し、両替所への送客を図る。また、両替所をインバウンドプロモーションやシートリップ会員サービスの場所として活用することも視野に入れる。同社では両替を中国国内で幅広く展開しており、今後は日本をはじめ海外でも本格的に取り組んでいくという。

京都駅の店舗は有人で、対象通貨は米ドル、ユーロ、中国元、オーストラリアドル、英ポンド、香港ドル、カナダドル、タイバーツ、スイスフラン、シンガポールドル、スウェーデンクローナの11通貨。キャッシュレス化が進む一方、地方で依然として多い現金払いのニーズを見込む。