JAL、国際線の新たな主力航空機にA350-1000を年内導入、上級クラスは扉付き個室、全クラスに4Kモニター装備

JALは、約20年ぶりの国際線の新フラッグシップとしてエアバスA350-1000を羽田/ニューヨーク線に年内にも導入すると発表した。当初は今年11月下旬に就航する予定だったが、サプライチェーンの乱れに伴う部品の納入遅れなどが発生したことから導入を延期する。

A350-1000の座席数は全239席。ファーストクラス(写真)では扉付き個室6席を設置。同航空として初めて扉を設けることでプライバシー性を高めた。また、座席上の収納棚を設けないことで開放感のある空間にしている。座席はソファー、シート&シングルベッド、ダブルベッドの3種モードで選択可能。

ビジネスクラスの座席数は、現行よりも多い54席。ファーストクラス同様に同航空として初めて扉を設けた。座席の長さはベッドモードで約198センチ。同行者とのコミュニケーションが容易な電動プライバシーパーティションを設けたほか、ヘッドレスト内蔵スピーカーを導入した。

プレミアムエコノミークラスは24席。大型プライバシーパーティションを設けることでプライバシー性を大きく向上。プレミアムエコノミークラスとしてリクライニング機能を電動化した。

エコノミークラスは155席。シートピッチは約84~86センチ、シート幅は約46センチ。従来比で約1.3倍サイズの13インチ4K大画面モニターを設置した。

機内エンターテイメントでは、全クラスに4Kモニターを設置、使い慣れたワイヤレスヘッドホンによるBluetooth接続を可能とした。2024年春からは、事前にJALアプリで映画や音楽のお気に入りリストを作成し、機内で簡単に再生できるようになる。

また、各クラスととも機内食を刷新。プレミアムエコノミークラスとエコノミークラスでは、有料機内食サービスを開始する。

このほか、環境への配慮もさらに強化。プレミアムエコノミークラスとエコノミークラスの機内食の食器では、繰り返し使用する食器や、カトラリーを包む袋にも植物由来100%の素材を採用する。

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