中国国家移民局が公表した統計によると、2023年9月29日~10月6日までの中秋節・国慶節の期間、1日の平均中国人出入国者数は約147万7000人で、2019年比の85%まで回復した。2022年のほぼ4倍に相当するが、政府が予測していた158万人は下回った。
パンデミック前、中国本土からの旅行者の世界での消費額は2550億ドル(約37.7兆円)と推計されており、そのうち約60%が団体旅行が占めていた。
中国OTAの予約データでは、中国人海外旅行者は比較的安価なアジアを目的地として選び、中国人に対するビザ免除を決めたタイが最も好まれたという。
政府データをもとにロイター通信が算出した休暇中の国内旅行支出もパンデミック前を上回り、旅行1回あたりの支出は911.6人民元(約1万8000円)となった。
国営新華社通信が発表したデータによると、中国国内の合計旅行回数は8億2600万回。前年比で71.3%増、2019年比で4.1%増となった。
※人民元円換算は1人民元20円、ドル円換算は1ドル148円でトラベルボイスが算出
※本記事は、ロイター通信との正規契約に基づいて、トラベルボイス編集部が翻訳・編集しました。