旅行比較サイト「KAYAK(カヤック)」は、飛行中に扉が吹き飛んだアラスカ航空の事故の後、旅客機の検索フィルター(検索条件)の利用者が事故前と比較して15倍も増加したことを明らかにした。これを受けて、「ボーイング737-9MAX」と「737-8MAX」の機種の検索フィルターを新たに追加した。これまでは、「737MAX型」のみのフィルターだけだった。
カヤックは、2019年3月のエチオピア航空および2018年のライオン・エアの737MAXの事故の後、「737MAX」の検索フィルターを加えていた。
今回のアラスカ航空の事故で米連邦航空局(FAA)が事故原因の調査に正式に乗り出したことから、現在各航空会社は737-9MAXの運航を中止している。一方、737-8MAXは飛行を続けている。
Googleフライトでは、検索結果に航空機の種類は表示されるが、航空機の検索フィルターは提供していない。航空比較サイトのスカイスキャナーも航空機のフィルターは提供していない。
※この記事は、世界的な旅行調査フォーカスライト社が運営する「フォーカスワイヤ(PhocusWire)」から届いた英文記事を、同社との正式提携に基づいて、トラベルボイス編集部が日本語翻訳・編集したものです。
オリジナル記事:KAYAK SEES 15X INCREASE IN AIRCRAFT FILTER USAGE FOLLOWING ALASKA AIRLINES INCIDENT