世界大手OTAブッキング・ドットコム(Booking.com)は、アジア太平洋地域の旅行者による前年の検索回数が10万回未満、知名度が低いものの注目度が上がっている最新の海外旅行先10選を発表した。それによると、日本から8地域がランクイン。このうち、九州・沖縄から6地域が選ばれた。
具体的には、2023年1~9月の検索データを前年同期比で調査したところ、大きく増加したのが以下の図のトップ10。1位はスペインのカマリーニャスで、日本は3位の大分県日田を筆頭に、8カ所が選ばれた。5位の佐賀県嬉野、9位の熊本県阿蘇。10位の佐賀県佐賀など、九州地方への注目が高いこともうかがえる。
ブッキング・ドットコムでは、「アジア太平洋地域の旅行者の多くは日本の主要都市だけでなく、地方エリアに高い関心を示している。たとえば、大分県日田市は、昨年8月に世界的な人気漫画『進撃の巨人』のミュージアム別館がオープンしたこともインバウンド客の増加につながっている。佐賀エリアは西九州新幹線開業の影響も大きい」などとコメントしている。