フランスのパリ交通公団(RATP)は、今夏のオリンピック期間中、海外からの旅行者を支援するために、3000人以上のスタッフにAIベースの携帯翻訳機「TRAD.IV」を支給する。このデバイスは、フランス語から16カ国語に翻訳が可能。翻訳されたテキストは表示するだけでなく、音声で読み上げることもできる。
このサービスは、オリンピック後も継続される予定だという。
RATP代表のグレゴワール・ド・ラスティリー氏は「オリンピック期間中、世界中から旅行者がパリを訪れる。どのように彼らに正しい情報を提供することが課題だった」と話し、この翻訳サービス導入の利用を説明した。
パリ地下鉄職員にも好評のようだ。ある職員は「私たちは、外国人に尋ねられる不安から解放される」と話している。
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