トイレなど水回り機器メーカーのTOTOは、訪日客の日本旅行中のトイレに関する意識を把握するために実施した「インバウンドの日本の公共トイレに関する意識調査」の結果を明らかにした。
それによると、「新型コロナの前よりも、公共トイレの清潔度合いを気にする」割合が約93%となり、感染症拡大によって、訪日外国人の清潔に対する意識が高まったことが伺える結果となった。
また、訪日中に利用する公共トイレに「温水洗浄便座を設置してほしい」と回答した人は約88%。2018年に実施した調査では55%だったことから、温水洗浄便座に対する意識が大きく変化した。国別で「温水洗浄便座を設置してほしい」という回答を見ると、インドと中国が最も高く96%。米国とオーストラリアは74%だった。
このほか、トイレの清潔度や快適性が高いと、その場のイメージが高くなる結果も。地域・エリアの公共トイレの設備が快適だと、「訪れた地域のイメージがよくなる」と答えた割合は47.1%。また、飲食店のトイレがキレイだと、「その店のイメージがよくなる」との回答は56.9%となった。