ふるさと納税で寄付した地域を旅行した人は40%、理由は返礼品の「食を現地で味わいたい」が50％に

ふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」を運営するトラストバンク社の調査研究機関「トラストバンク地域創生ラボ」は、旅行とふるさと納税に関する調査を実施した。対象はふるさと納税をしたことのある全国の20歳以上1683人。

その結果によると、過去に旅行をしたことがある地域に、ふるさと納税をしたことがある人の割合は57.3%。最も多い理由は「旅先の地域を好きになり応援したくなったから」 が52.5%、「旅先の地域が提供するお礼の品をもらいたくなったから」が37.8%。

また、返礼品で一番多かったのは「旅行中に食べて美味しかったもの」で52.3%、次に「旅行中に見かけたものではなく、お礼の品一覧から選んだ」で30.6%となった。

過去にふるさと納税で寄付したことをきっかけに、その地域に実際に旅行したことがある人の割合は38.9%。最も多い理由は「お礼の品でもらった食べ物を現地で味わいたかったから」 が47.8%。

報道資料より「旅行に関する体験型のお礼の品」をもらったことがある人の割合は25.1%で、もらったことはないが、関心がある人の割合は39.9%となった。

体験型のお礼の品をもらったことがある人に対して「旅行に関する体験型のお礼の品」の魅力を尋ねたところ、一番多かったのは「地域の新しい一面を知ることができる」 で44.0%、次に「お礼の品でしか提供されていない体験ができる」で42.8%。一方、「物をもらうお礼の品よりもお得度が高いと感じる」と回答した割合は6.9% にとどまった。

報道資料より複数回「旅行に関する体験型のお礼の品」をもらった人のうち、同じ地域から複数回もらっている人の割合は93.9%となり、リピート率の高さが伺える結果となった。

このほか、「旅行に関する体験型のお礼の品」に対し満足と答えた人の割合は94.4% （非常に満足が49.2%、やや満足が45.2%）だった。