世界最大の海洋リーフ開発プロジェクト「ドバイ・リーフ(Dubai Reef)」のパイロット版モジュールの設置が4月25日に開始された。この取り組みは、600平方キロにわたるドバイの水域に4年間でサイズの異なる2万個の目的別リーフモジュールを設置し、持続可能な生態系の維持を進めるもの。その容積は40万立法メートルを超える規模となる計画。
プロジェクトでは、生物多様性の向上、ドバイの沿岸および海洋生息地の保護、魚の個体数の増加および生態系の回復力の向上を推進。また、環境の管理を奨励し、社会経済的な繁栄とエコツーリズムを強化し、ドバイの海洋遺産を保護していく。
ドバイ経済観光庁(DET)が関わる「ドバイキャン(DUBAI CAN) のイニシアティブ」のもと、プラスチック製水ボトルの廃棄物を削減することを目的に2022年2月にスタート。ハムダン皇太子とドバイ行政評議会が主導している。このイニシアティブでは、現在までに500ミリプラスティックボトル1800万本を削減したという。