観光庁は、国内の主要旅行業43社・グループの2024年5月の旅行取扱状況(速報)を発表した。総取扱額は、2023年同月比6.2%増、2019年同月比28.1%減の3015億7695万円となった。なお、2019年のゴールデンウィークは10連休だった。
国内旅行は、2023年同月比で6.9%減、2019年同月比では24.2%減の1858億3875万円。海外旅行は前年同月比47.8%増の963億4731万円と回復傾向にあるものの、2019年同月比では依然として36.8%減。外国人旅行は同1.1%増の193億9089万円。2019年同月比では10.1%減となった。
旅行商品ブランド(募集型企画旅行/いわゆるパッケージツアー)の合計は、2023年同月比で、取扱額が同3.8%減の616億4291万円、取扱人数が同20.3%減の131万8529人。国内旅行は取扱額が同14.5%減の506億5433万円、取扱人数が同21.9%減の127万6333人。海外旅行は、同127.4%増の107億1910万円、取扱人数が同122.8%増の2万9679人となったが、2019年比では取扱額が70.9%減、取扱人数が76.8%減と大幅な減少が続いている。
また、主要各社・グループの4月の総取扱額を2019年同月比でみると、トップ5はJTB6社が同23.8%減の1073億1396万円、阪急交通社2社が同10.6%減の329億4457万円、日本旅行2社が同31.5%減の307億8872万円、KNT-CTホールディングス4社が同39.2%減の306億6608万円、エイチ・アイ・エス(HIS)6社が同31.2%減の235億4216億円の順だった。