群馬県高崎市、文化財保全へ都市観光を展開へ、夜観光や周遊ルート開拓、地元建設会社など産官学民連携で

群馬県高崎市の建設会社「井ノ上」は、高崎白衣大観音建立100年に向けて、観音山と市街地を行き来する高崎発の文化保全型の都市観光の取り組みを始める。

井ノ上と高崎市、高崎観光協会、JR東日本高崎支社、高崎商科大学、特定非営利活動法人キングオブパスタなどの産官学民が連携し、群馬交響楽団と協働したナイトコンテンツ造成や少林山達磨寺との周遊ルート開拓など観光体験の造成をおこなう。

その売り上げの一部を、高崎白衣大観音や旧井上房一郎邸などの現代建築文化財の保全につなげることで、持続可能な観光体験をつくっていく考え。

また、大観音の開眼がおこなわれた10月に合わせて「都市観光と建築文化財の保全」をテーマにシンポジウムの開催も予定。11月には有識者や観光事業者を対象にしたモニターツアーを開催し、販路開拓と磨き上げを実施し、2025年4月からの販売を目指す。

この事業は、観光庁の「地域観光新発見事業」において、「本州最大の小麦の産地 群馬を代表する『パスタのまち 高崎』と現代建築文化をつなぐ『商都高崎 アーバンツーリズム』造成事業」として採択されたもの。

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