観光庁は、高付加価値旅行者の地方への誘客を目的として総合的な施策を集中的におこなうモデル観光地として、新たに山形エリア、佐渡・新潟エリア、富士山麓エリアの3地域を追加した。これによって、全国のモデル観光地は14地域となった。
この取り組みは、高付加価値旅行者の地方への誘客に必要なウリ(高付加価値旅行者のニーズを満たす滞在価値)、ヤド(上質かつ地域のストーリーを感じられる宿泊施設)、ヒト(地方への送客、ガイド、ホスピタリティ)、コネ(海外高付加価値層とのネットワーク、情報発信)、アシ(利便性・快適性の高い移動手段)の5つの観点で集中的な支援を実施するもの。
今回追加された地域のテーマは、山形エリアが「雄大な自然と山岳信仰に由来する固有の精神文化」、佐渡・新潟エリアが「越後山脈と交流の海・日本海がもたらした、今も息づく日本の原風景」、富士山麓エリアが「世界遺産 富士山が誇る自然と富士山信仰に基づく文化資源」。