山梨県、今夏始まった「富士山の通行料」は総額3億円に、通行者は15万人、協力金は昨年の半分

山梨県は、富士山吉田口の県有登下山道で2024年7月1日~9月10日の期間に実施された使用料(通行料)徴収額および協力金受入額の結果を公表した。

それによると、期間中の免除者を除く通行料許可者数(県有登下山道の使用者総数。一合目からの登山者と静岡県側からの下山者を含む)は14万8913人。1人当たり2000円の徴収額の総額は2億9782万6000円となった。

また、任意の協力金については、協力者数は6万957人(前年度は10万3809人)。協力金受入額は6092万790円(同1億367万2726円)、協力率は53.1%(同75.6%)だった。

山梨県では、協力金の使途について、トイレの新設・改修などの富士山の環境保全対策、救護所の拡充などの登山者の安全対策、信仰の対象、芸術の源泉として富士山が有する価値の情報提供などを挙げている。

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