イタリア・カプリ島、1日あたりの観光客数の制限を検討、オーバーツーリズム対策として

写真:dpa(ロイター通信)

イタリアの地中海に浮かぶカプリ島は、フェリーの運航頻度を減らすことで、1日に到着する観光客数の制限する計画を検討している。ピークシーズンには、イタリア本土から10分ごとにフェリーが運航されるが、今後はその間隔を最低でも20分に引き延ばすことが見込まれているという。

しかし、1990年から実施されているフェリーの運航間隔ルールを廃止するかどうかの最終決定はまだ下されていない。

カプリ島は、イタリアでも観光客が多いデスティネーション。ピークシーズンには、定住者が1万5000人未満の島に、毎日何万人もの観光客が訪れる。昨年の訪問者数は270万人を超えた。

ナポリからは約1時間。日帰り客が多いことから、カプリ島のペッペ・ファルコ市長は、自治体に観光客の流れを管理する自由を付与する新しい法律の制定も求めている。

ベネチアでは、2024年4月に世界で初めて日帰り観光客に入場料を課す仕組みを導入した。

※本記事は、ロイター通信との正規契約に基づいて、トラベルボイス編集部が翻訳・編集しました。

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