リゾートトラストと三菱商事、医療ツーリズム分野で新会社設立を検討、訪日客取り込みでアジア市場を狙う

リゾートトラストグループと三菱商事は、メディカルツーリズム分野における共同検討に合意した。今後、リゾートトラストグループのアドバンスト・メディカル・ケアと三菱商事との間で、日本の高度な検診技術・先端医療を世界に発信し、日本へのメディカルツーリズム事業を促進する合弁会社設立を検討する。

リゾートトラストグループが保有する検診施設の運営支援、医療・ヘルスケア分野における技術、サービス・観光/ホテル事業運営のノウハウに、三菱商事の海外事業を通じたパートナーネットワーク、医療機関向けソリューションを掛け合わせることで、「日本医療の海外マーケティング強化」「国内医療機関へのインバウンド送客スキーム構築」「医療現場のDX推進によるインバウンド受入体制整備の加速化」をねらう。

共同検討については、アドバンスト・メディカル・ケアが運営支援する日本橋室町三井タワーミッドタウンクリニック、東京ミッドタウンクリニックなどで、アジア諸国の市場調査、三菱商事グループのエムシ―デジタルとともに開発するAI技術を駆使した医療特化型多言語コミュニケーションツールの有効性などの検証を進める。

リゾートトラストは会員リゾートホテル経営を軸に事業展開しているほか、1994年からメディカル事業に参入している。

発表資料より

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