韓国・江陵(カンヌン)で、日本/韓国の観光振興を協議、地方航空の路線拡大、教育旅行を通じた国際交流などで協力へ

日本と韓国の観光当局は2024年12月10日、韓国の江陵(カンヌン)で第38回日韓観光振興協議会を開催し、今後の継続的な交流拡大、バランスのとれた観光交流成長に向けた課題について意見交換した。

観光庁によると、持続的な日韓観光交流の拡大、地方観光の活性化、未来世代の交流の活性化、観光産業の高付加価値化、域外観光客誘致に関する5点を確認。具体的には、2025年のアジア太平洋経済協力(APEC)首脳会議、大阪・関西万博といった国際的なイベントを活用した両国の観光誘致推進、地方航空路線や船舶の利用拡大、教育旅行を通じた国際交流、事業者間・地域間のデータ連携などに協力すると合意した。

協議会に先立ち、12月9日には韓国・ソウルで日韓観光ビジネスフォーラムが開催され、日本と韓国の観光当局、政府観光局、観光関係事業者、有識者など約120名が参加した。また、日韓観光交流の夕べでは、文化体育観光部長官のユ・インチョン氏が「日韓交流の拡大の流れを停滞させることがないようにしていく」と発言し、観光庁長官の秡川直也氏も日韓交流を促進するにあたって観光関係事業者をはじめ民間における取り組みの促進と政府との連携強化を呼びかけた。

次回は2025年に日本で開催される予定。

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