国際民間航空機関、2050年までに旅客数が3倍になる急成長を見据えて道筋、CO2排出量実質ゼロなどを目標に戦略計画

国際民間航空機関(ICAO)は、2026~2050年戦略計画を発表した。この戦略計画では、「安全な空、持続可能な未来」をテーマに、3つの重要な目標が掲げられた。

まず、航空事故および違法な妨害行為による死亡者ゼロを達成すること。次に、2050年までに国際民間航空業務の炭素排出量を実質ゼロを達成すること。最後に、航空を、接続性、アクセス性、包摂性、手頃な価格のグローバル輸送システムの重要な一部として位置付け、社会経済の発展を促進し、どの国も取り残されないようにすること。

世界の航空旅客数は2024年の46億人から2050年までに124億人に増加すると予想されており、戦略計画では、この急速な成長と、今後予想される劇的な技術革新および運用革新の両方から生じる機会と課題に対応するための道筋を示している。

ICAOでは、国連の持続可能な開発目標 (SDGs) との整合性を確保するため、6年ごとに計画を見直し、新しい課題、機会、ベストプラクティスを取り入れていく。

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