日本旅行業協会(JATA)が募集型企画旅行を実施する会員7社(※)を対象に実施した調査によると、10月から12月の販売実績は近距離アジアの低調を受け、2ケタ減と大きく減少した。10月は前年比14.8%減、11月は前年比16.7%減、12月は14.4%減。方面別ではアメリカ・カナダ、ハワイ、グアム・サイパンが各月とも2ケタ増と好調。「当たり年」といわれるオーロラのツアーが好調で、カナダ、アラスカ、北欧方面の伸びがいいという。また、タイは前年の水害の反動を受け、大きな伸び率となった。
1月から3月の予約状況でも、10月から12月の販売実績と同様の傾向だ。ただし、3月には全方面で5.7%増と前年を上回る予約状況。アジアの回復傾向もみられており、特に卒業旅行への期待が高まっている。各方面の実績、予約状況は以下の画像の表の通り。
※会員7社(順不同) ジェイティービー、近畿日本ツーリスト個人旅行、日本旅行、阪急交通社、エイチ・アイ・エス、ジャルパック、ANAセールス