KNT-CTホールディングスの2013年第2四半期(2013年1月1日~6月30日)の連結業績は、売上高が前年比46.0%増の2005億円、営業損失10億100万円、経常損失14億3200万円、四半期純損失10億5100万円となった。
前年実績よりも売上高は増加したものの、営業損失、経常損失は拡大。ただし、期初に発表した業績予想数値と比較すると、売上高は予想値の2090億円を84億9900万円下回ったものの、営業損失は予想の11億円の赤字を9800万円改善、経常利益は予想の15億円の赤字を6700万円改善となった。売上高は海外旅行の予想を下回る低調さが影響したが、営業損益、経常損益については諸経費の大幅な削減に成功したという。
セグメント別では、個人旅行事業の売上高が1184億5500万円、営業損失11億6600万円、団体旅行事業の売上高が481億7900万円で、営業利益6億5900万円となった。
通期の連結業績予想は、見通しの不透明を理由に前回の発表予想値を据え置き、売上高4650億円、営業利益87.6%増の44億円、経常利益47.5%増の39億円、当期純利益16.1%減の15億円としている。
※KNT-CTでは2013年1月1日~、近畿日本鉄道の子会社化に伴い、会計処理統一のため、売上高から売上原価を控除する「純額表示」から売上高および売上原価ともに計上する「総額表示」とした。前年同期の売上高は、遡及修正後の数値で比較し、発表している。