東京都、2012年の国内旅行者数は過去最多、訪日客も震災前の水準に

東京都が発表した「平成24年東京都観光客数等実態調査」によると、2012年に東京を訪れた日本人の観光入込客数は、前年比11.9%増の4億7482万人回となり、過去最高を記録した。訪日外国人客は35.7%増の556万2000人回で、2010年の約594万人回に迫り、震災前の水準にほぼ回復している。

日本人訪問客の内訳は、宿泊客が7.6%増の3211万人回に対し、日帰り客が12.3%増の4億4270万人回と増加率が上回っている。居住地別では都内在住者が10.9%増の2億4842万人、都外在住者が12.6%増の2億2082万人とほぼ同じ割合で増加しており、都外からの日帰り客が増えていることがうかがえる。

観光消費額は、17.2%増の4兆6873億7500万円で、都内在住者が25.9%増の1兆6297万1600万円、都外在住者が9.5%増の2兆6175億6000万円、訪日外国人客が40.6%増の4400億9900万円と大幅に増加。これによる経済波及効果としては、生産波及効果が17.5%増の10兆1426億9900万円、雇用効果は14.2%増の51万6792人と推計している。



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