エア・カナダ(AC)は2013年12月6日、羽田/トロント線に2014年7月1日からデイリーで就航すると発表した。同社が導入を進めている最新装備のボーイング787-8型機をアジア線で初めて投入。ビジネス、プレミアムエコノミー、エコノミーの3クラス制とし、すべての座席に電源とUSBポートを備える。
運航スケジュールは往路(AC004便)が羽田発17時40分・トロント16時40分着、復路(AC005便)がトロント13時発・羽田着翌14時55分(翌日)。東京の中心地から30分以内でアクセス可能な好立地からのデイタイム便の運航により、「時間を有効活用したいビジネスマンに新たな選択肢を提供できる。トロント起点の乗り換え利便が向上し、国際ハブ空港としてのトロントの価値も上がる」(ベン・スミス上級副社長)と期待している。チケットの販売は、2013年12月10日から。
エア・カナダは、東京発では現在、成田からトロント、バンクーバー、カルガリーへの路線を運航。新路線はこの3路線を補完するものという位置付けで、本社側の発表には既存路線の撤退は行わない方針が盛り込まれている。カナダ線の羽田空港の発着枠は、ACと同じスターアライアンスのメンバーである全日空(ANA)に割り当てられており、トロントを除く路線に就航すると予測されている。