KNT-CTホールディングス、および近畿日本ツーリストは2014年1月1日付で組織を一部改正した。持株会社の機能を強化し、事業会社のシナジー効果の発揮と、事業会社間の戦略・戦術を統一し、加速させるのが目的。また、成長が見込まれる訪日個人旅行事業も持株会社が主体となって取り組むこととし、その組織も整備した。
具体的には、持株会社に「事業戦略統括部」を新設し、国内・海外旅行の販売・仕入の方針策定や情報収集、リスクマネジメントに関する機能を移管。訪日旅行も戦略立案や指導・実施、商品企画や販売機能を同部署で行なう。このほか、大型スポーツイベントに係る関係団体等との連絡・渉外業務、契約締結や、地域誘客の提案・実施に関する機能、旅行券、保険などの力関連商品の統括管理機能も、同部署に移管・集中する。また、訪日個人旅行事業では、「訪日旅行部」に「訪日FITセンター」を設置した。
このほか、持株会社の機能明確化を目的に、「経営企画部」を「経営戦略統括部」に、「総務部」を「総務広報部」に名称を変更。持株会社とグループ会社間の人事機能の明確化を目的に、「人事部」を設置した。
一方、近畿日本ツーリストでは機能整備に伴い、「経営企画部」と「営業支援本部」を廃止。「総務広報部」は「総務部」に名称を変更した。