観光クチコミの重視ポイント、観光地は「ヒントやアドバイス」、ホテルは「施設の状態」　―トリップアドバイザー調べ

旅行関連のクチコミサイト「トリップアドバイザー」は、このほど「クチコミを読む際に重視するポイント」に関する調査を実施した。それによると、クチコミの読み手がもっとも重視している点は「事実を重視して述べていること」（56％）、2位は「多くの詳細が示されていること」（48％）、「簡潔で、要点がはっきりしていること」（41％）だった。

また、ホテルに関するクチコミで読み手が最も重視するポイントは「ホテルの状態（室内が最近リフォームされた、など）」（64％）、次いで「サービス関連（受付スタッフの親しみやすさなど）」（49％）、「立地」（48％）、「よりよい経験につながるヒントやアドバイス（レストランはお勧めしない、ジムは利用すべき、など）」（47％）がほぼ同率となった。

ホテル関連の重視ポイントランキングは以下のとおり。

トリップアドバイザー：報道資料より

同じく観光地について読み手が重視するポイントは、「よりよい経験につながるヒントやアドバイス（訪問に最適なシーズンなど）」（75％）が首位、続いて「所要時間に関する実際的な情報」（69％）、「立地」（49％）となった。ホテルと比較すると、旅行者の行動体験やスケジュールに影響が大きいぶん、より具体的なクチコミが重視されている傾向が明らかになっている。

観光地に関する重視ポイントは以下のとおり。

トリップアドバイザー：報道資料より

同社では、クチコミでは旅をより充実させるだけでなく、旅行者自身の判断に自身を持たせることが重要と分析。投稿者は自分の経験を羅列するだけでなく、その要点をまとめて記載することでクチコミ情報の価値が向上し、さらにクチコミ利用者による「お礼」「次の旅行者のため」のクチコミにもつながるとしている。

今回の調査は、日本を含む世界11カ国9万5608名の同サービス利用者（うち日本人1055名）を対象に、2014年11月22日から28日までにネットアンケート形式で実施したもの。

なお、同社では今回の調査結果をもとに『トリップアドバイザーで役立つ口コミを書くためのガイド』を作成・公開した。ガイドの詳細は下記まで。

トリップアドバイザーで役立つ口コミを書くためのガイド