オーストラリア政府観光局が「食べログ」「クックパッド」と宣伝活動、食とワインの魅力アピール

オーストラリア政府観光局(TA)は5月29日、日本最大のレシピサイト「クックパッド」および日本最大級のグルメサイト「食べログ」と提携し、調印式をおこなった。今回の提携は、オーストラリア食文化の認知向上を目的とした宣伝活動を共同でおこなうともの。今後はTAが実施しているキャンペーン「美食大陸オーストラリア」を中心に、オーストラリアの食とワインの魅力を訴求していく。

オーストラリア政観では現在、「美食大陸オーストラリア」キャンペーンを展開しているところ。人、場所、食べ物の3つをオーストラリアの食体験の最大の特徴とし、安心・安全で新鮮な食材と多民族国家ならでは独創性の高い料理、自然や街中、海沿いなどの素晴らしい景色のなかでの食体験を通してオーストラリアへの旅行を促進する、世界規模のキャンペーンだ。

「クックパット」と「食べログ」との連携は日本市場を対象に行なう。「クックパット」では、「オーストラリア観光局の公式キッチン」ページを開設し、ラム肉やマカダミアナッツなどを用いたオーストラリア料理のレシピを紹介。元ミス・ユニバース・ジャパン公式栄養コンサルタントでオーストラリアPR大使のエリカ・アンギャルさんや、シドニーの人気レストラン「Tetsuya’s」でシェフを務めたマシュー・クラブさんなど、著名人の特別レシピも公開していく予定だ。

「食べログ」では7月上旬、オーストラリア内のレストランを紹介するアプリを公開する予定。現地在住者が勧めるレストラン情報の検索も可能とし、タビナカはもちろん、タビマエからの利用を見込む。アプリにあわせ、特設ページ内で日本国内のオーストラリア料理レストランも紹介する。

TAが消費者1万3000人を対象に独自におこなった消費者調査では、休暇先を決める上での重要な要素のひとつに「食とワイン」が挙げられていること、オーストラリア旅行経験の有無によってオーストラリアの「美味しい食やワイン」の評価が大きく異なることもが明らかになった。とくにオーストラリア旅行経験の有無は、オーストラリア旅行経験がない場合の評価は26%と第6位だが、経験ありの場合の評価は60%に跳ね上がり、イタリアや日本、スペインを抜いて第2位にランクインする。

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