国内3空港でボディスキャナー運用試験、テロ対策で数秒で異物検出 -国交省

国土交通省航空局は2015年10月中旬から、ボディスキャナーの運用評価試験を開始した。政府の国際組織犯罪等・国際テロ対策推進本部で決定された「邦人殺害テロ事件等を受けたテロ対策の強化について」で、航空保安対策の強化に向けた先進的な機器の導入を検討することが盛り込まれたことを受けたもの。

試験では、欧米を中心に世界各国で積極的に導入または導入計画がされている、ボディスキャナーを使用。数秒で全身の金属や非金属の異物等を検出できる性能がある。現在、ボディスキャナーは金属探知機、接触検査以外の検査方法として、国際ルールで認められているという。

試験の対象空港は、関西国際空港第2ターミナルと成田空港第1ターミナル、羽田空港国際線ターミナルの3大空港。関空では10月15日~26日、成田では10月27日~11月3日と11月18日~11月25日、羽田では11月5日~11月16日と12月5日~12月16日に実施する。

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