全世界に東北の観光をアピール、観光庁と日本政府観光局がキャンペーン、OTAとの連携も

観光庁と日本政府観光局（JNTO）は東北の観光復興を目的に、全世界を対象としたデスティネーション・キャンペーンを実施する。

2016年は「東北観光復興元年」とし、東北6県の外国人宿泊者数を2020年に現在の3倍である1500万人にする目標が設定されている。「明日の日本を支える観光ビジョン」でも「東北の観光復興」が示されおり、これに向けて東北の観光復興に向けた取り組みを大幅に強化。全世界を対象に一つの地域を対象にした集中キャンペーンを行なうのは、日本初だという。

キャンペーンにあたっては、東北運輸局や東北観光推進機構、東北の地方自治体、観光関係者との緊密な連携のもとに実施。具体的には（1）東北の知名度向上、（2）海外メディア・旅行会社の招請等、（3）東北への送客促進の3点だ。

なかでも（3）東北への送客促進では、航空会社との共同キャンペーンを行ない、航空路線の就航支援を実施。さらに、オンライン旅行会社と連携した東北ツアーの情報発信と販売促進も行なう。

このほか、（2）海外メディアや旅行会社の招請では、東北で初めて開催される「東アジア商談会」等に、各国・地域から500名以上を招き、情報発信やツアー造成を促進する。