近畿日本ツーリスト、スマートツーリズムで訪日事業、成田で日本の疑似体験イベント開催

近畿日本ツーリストは2016年7月19日～28日まで、成田空港の「『日本のおもてなし』プログラム」としてイベントを開催する。訪日外国人旅客に向けたサービスを展開している成田空港からの受託を受けたもの。凸版印刷の眼鏡型ウェアラブル端末スマートグラス「Moverio」と技術協力、コンテンツ提供を受け、日本の魅力発信とともに次回訪日の動機づけに繋げる。

イベントで実施するのは、VR（バーチャルリアリティ：仮想現実）コンテンツで再現した国宝指定時の和歌山城を見る「スマートグラス・バーチャル体験」と、日本全国の観光、食、祭りなどをテーマにしたオリジナル4K映像を配信する「4Kディスプレイ」、上記2つの映像をスマートフォンで視聴できる「AR（拡張現実）動画カードの無料配布」。会場は成田第1ターミナル出国手続き後エリア中央ビル3階で、乗継旅客を中心とする外国人向けに実施する。

近畿日本ツーリストでは今回のイベント参画を通し、空港空間を活用した外国人向けサービス事業を展開。地域観光ピーアールのコンテンツ開発や訪日・地域観光促進に繋げ、インバウンド誘客ツールとしてプロモーションパッケージの商品化も検討していく。