全日空商事、インバウンドで自治体と連携、タビマエからタビナカに情報配信で送客支援へ

ANAグループの全日空商事は2015年11月に開設した訪日客と地域を結ぶ交流サイト「ANA EXPERIENCE JAPAN」で、自治体との共同プロモーションを開始した。第1弾は京都府と連携。観光や伝統産業体験の情報を発信。旅行計画や予約のタビマエから移動、京都到着後のタビナカのプロセスにあわせ、PCやスマートフォンの双方で情報を発信する。空港や機内ではクーポン付き冊子も配布する。

さらに、インターネットイニシアティブと共同で、「ANA＆KYOTO オリジナルSIMカードパッケージ」を開発し、京都プロモーションを実施。端末に挿入すると京都ポータルのバナーを表示するもので、これにより京都への訪日旅行者に対する確実な情報発信が可能になるとしている。

「ANA EXPERIENCE JAPAN」では、インバウンドに注力する事業者に向け、訪日旅行者の送客・体験といったビジネスソリューションを目的としている。ウェブサイトと情報冊子のオンライン/オフラインで展開しており、オンラインでは飲食店や現地体験ツアー予約のプラットフォーム提供や、訪日前の購入予約が可能な「取り置きサービス」も実施。また、情報冊子は旅行会社や空港、全日空のアジア路線の機内で配布する。