AP通信によると、アメリカ連邦航空局(FAA)が米国時間の2016年9月8日、サムソンのスマートフォン「Galaxy Note 7」の機内持ち込みに関する声明を発表した。同スマートフォンが発火する可能性があるとして、搭乗者がフライト中に電源を入れたり充電することを禁じるもの。FAAが同様の警告を発表するのは極めて異例のこととされる。
米フロリダ州ピッツバーグでは、ジープで充電中の「Galaxy Note 7」が発火したことにより自動車全体が破壊される事件が発生。サムソンではリチウム電池に問題があるとして、同機種のリコールをおこなっている。
FAAの警告を受け、オーストラリアのカンタス航空は真っ先に対応を開始し、乗客への周知を徹底した。その後、ジェットスターやヴァージン・オーストラリアなども同様の手配を進めているという。
日本国内では、国交省が9月9日付で当面の間、「ギャラクシーノート7」の航空機への持ち込みに関して米国と同様の禁止事項を国内航空会社に要請、旅客への周知を求めた。