【図解】訪日外国人数が昨年より2カ月早く累計1500万人超、8月は13%増の204.9万人に(速報)

日本政府観光局(JNTO)によると、2016年8月の訪日外国人数(訪日外客数:推計値)は前年同月比12.8%増の204万9200人となった。この人数は、8月として過去最高。2カ月連続で200万人超えを達成したほか、1月からの累計は昨年より約2カ月前倒しで1500万人超えに。昨年の累計1287万5200人を300万人以上うわ回る1606万人となった。

JNTOは、夏期休暇後半を迎えた8月の結果について、クルーズ船の寄港数増や航空新規就航・増便などが堅調な伸びに奏功。さらに、継続的な訪日プロモーションの効果もみられたとしている。

2016年8月の訪日外国人数と前年推移は以下のとおり。

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市場別でトップは中国。前年同月比14.5%増の67万7000人となり、単月として過去最高だった7月に次ぐ記録となった。続いて韓国が同17.4%増の45万8900人、台湾が同6.1%増の33万3200人。そのほか、バカンスシーズンとなったイタリアとスペインは単月最高を記録。マレーシア、インドネシア、ベトナム、カナダも対前年比2割増を超える好調な伸びを示した。

各市場の詳細は以下のとおり。

JNTO報道資料より

JNTOでは9月について、韓国の秋夕(チュソク、旧盆休暇)や中華圏の中秋節など、東南アジアや東アジアでの休暇・連休効果による旅行者増に期待できるとする。同時に、東アジアではクルーズ船の寄港数増加や航空路線の新規就航といった好材料がインバウンド拡大に貢献するとみている。

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