高速バス事業をおこなうWILLER EXPRESS社は、春節および春運期間における高速バス「WILLER EXPRESS」の予約動向をまとめた。対象期間は2025年1月13日~2月23日。
それによると、訪日中国人旅行客の利用は、2025年1月28日時点で2473人となり、2024年同時期と比べると約11倍に増加。また、2019年の春運期間中(2019年1月14日~2019年2月24日)と比べても、9倍以上と大幅に増加している。
同社では、日本全体での訪日中国人旅行客の増加に加えて、団体旅行から個人旅行へのシフトで、高速バスでの移動が増加していると推測。また、2024年2月から予約サイト「WILLER TRAVEL」で中国系の決済サービスを開始したことも一因と分析している。
利用路線を見ると、全体の約8割が「関東/関西線」で、前年比では14倍の増加。日本人利用者と比べて「DOME(ドーム)」「ReBorn(リボーン)」といった高ランクの3列シートを選ぶ傾向が強いという。
関東/関西線を利用する訪日中国人旅行客の年齢別シェアを見ると、18~23歳のが6割以上にのぼり、日本人の同年代と比べても高い比率になっている。