日本航空(JAL)は2017年1月から、国際線機内で提供する観光PR動画の内容を刷新した。この動画は地方自治体と連携して制作するもので、訪日外国人に向けて地方観光の魅力を発信する内容。2016年4月から取り組みを開始し、今回が第4弾。新たな対象地域は、徳島県、島根県、北海道・釧路市。英語字幕付きで提供する。
徳島県は四国巡礼をテーマとしたビデオ「TOKUSHIMA promotion video」を提供。地元の美しい光景や四国巡礼の旅、「音」を通じて職人の手仕事を紹介する内容だ(写真)。
島根県観光ビデオのタイトルは「Shimane's Beautiful Scenery」。国宝である松江城や世界遺産「石見銀山」のほか、隠岐ユネスコ世界ジオパークなどを取り上げ、島根県の歴史・自然・文化が持つ魅力を紹介する。
釧路市は「Kushiro Four Seasons」と題するビデオを提供。同市のグルメや観光スポットに加え、釧路湿原、タンチョウ、阿寒湖などを紹介しながら自然のすばらしさを体感できる内容にした。
同ビデオが提供されるのは、北米路線(ボストン、ニューヨーク、ロサンゼルスなど)、欧州路線(ロンドン、パリ、モスクワなどのヨーロッパ路線)、アジア路線(シンガポール、デリー、ハノイ、バンコクなど)約40路線を予定。第4弾コンテンツの配信期間は2017年1月から3月まで。