スマホ決済の利用意向は若年層が積極的、「観光地」「お祭り」などアクティブシーンを想定 -KDDI調査

KDDIが実施した「スマホ決済利用意向調査」で、スマートフォン所有者の20.1%がスマホ決済を利用している結果が明らかになった。理由は「会計がスムーズ」(23.4%)、「ポイントが付く」(22.2%)、「財布を持たなくて済む」(15.0%)と、利便性とお得感で利用する傾向が高い。そのうち9割がスマホ決済を「継続利用」すると回答しており、利用者の満足度も高い結果となった。

また、「将来的にスマホ決済を使う」との回答は42.5%で、特に10代(53.8%)、20代(42.2%)が積極的な利用意向を示した。利用場所はコンビニや交通機関などの日常使いに加え、観光地やお祭りなどのアクティブなシーンも想定されているこの傾向は特に、10代や20代の若年層で強く見られた。

年代別スマホ決済の利用場所:KDDI発表資料より

ただし、スマホ決済を利用していない理由として、全体では「セキュリティが不安」(38.8%)、「スマホの紛失・故障が怖い」(34.7%)が高かったのに対し、10代では「クレジットカードを持っていない」(28.1%)が最多の結果に。スマホ決済の利用意向が高い世代が、利用したいけど利用できない状況であることが浮き彫りになった。

調査は2017年6月16日~19日、10~50代のスマホ所有者を対象に実施。有効サンプル数は2060。

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