大和ネクスト銀行は、全国50~79歳のシニア世代およびシニア予備軍の男女を対象に「シニアライフに関する調査」を実施した。
このなかで、「2017年お金を費やしたこと」で、旅行消費をしたとの回答率は71.6%。趣味は82.8%、ネット通販は81.9%となった。消費金額では、旅行が21.1万円で最も高く、趣味が12.4万円、ネット通販が11.6万円と続いた。「2017年、楽しんだこと」の1位も旅行(60.5%)となっており、シニア世代(60~79歳)およびシニア予備軍(50~59歳)が旅行を好み、楽しんでいることが分かる結果となった。
また、シニア世代の生活実感について、「ハッピーライフ」実感者と「ミゼラブルライフ」実感者とで消費金額を比べたところ、旅行消費で大きな違いが表れた。具体的には、ハッピーライフ実感者が2017年に使った旅行費用は22万9000円だったが、ミゼラブルライフ実感者は13万4000円で、約9万5000円もの差があったという。
ハッピーライフとミゼラブルライフの実感に関する質問では、50~59歳の「シニア予備軍」は「ハッピーライフが訪れる」と期待する人は60.1%、60~79歳のシニア世代では「ハッピーライフを送っている」と思う人が80.4%となり、幸せを実感するシニア、または幸せなシニアライフに期待をするシニア予備軍が多かった。
このほか、2018年に行きたい世界遺産ランキングでは、1位は屋久島(33.2%)、2位は知床(22.6%)。これは男女別、世代別でも1、2位となり、自然遺産への関心が高いようだ。
なお、2017年の孫に対する消費では、92.9%の人が孫への買物やプレゼントなどの「孫消費」を実施。金額は、「1~5万円未満」が30.2%、「5~10万円未満」が28.9%、「10~20万円未満」が26.5%となり、平均は8.9万円だった。
調査は2017年11月24日~27日に実施。有効サンプル数1000名。