観光庁は、国連世界観光機関(UNWTO)が開催する2022年の「UNWTOガストロノミーツーリズム世界フォーラム」の日本開催に向け、開催地となる自治体の募集を開始した。
ガストロノミーツーリズムとは、その土地の食材や習慣、伝統、歴史などで育まれた食を楽しみ、食文化に触れることを目的としたツーリズムのこと。UNWTOでは、食と観光が連携することは地域の伝統や多様性の支援となり、文化の発信と地方経済の発展、持続可能な観光、食の経験を伝達するプラットフォームを提供するとの考えのもと、2015年から同フォーラムを開催している。
今回の公募は、同フォーラムの国際候補地を選定するもの。選定された応募者が、視察や総会出席の渡航費用など誘致・開催前の活動を含む開催費用を負担する。開催地としての「応募期間」の前には、応募意志のある自治体の質問の回答を共有する「エントリー期間」も設けた。
観光庁では、歴史と文化の背景が育んだものが多く存在する食は、各地の特色を出しやすく、同フォーラムの開催が世界に向けた発信をする貴重なピーアールの場になるとしている。応募要領やエントリーシートなど詳細は、観光庁のホームページへ。