観光庁が発表した「旅行・観光消費動向調査」によると、2019年第3四半期(7~9月)の日本人国内旅行消費額(速報)は、前年同期比3.0%増の6兆6366億円だった。このうち、宿泊旅行が前年同期比5.2%増の5兆4365億円、日帰り旅行は6.0%減の1兆1971億円。
月別でみると、7月は2.7%増、8月は0.7%増、9月は6.8%増。宿泊旅行は1ケタの伸びを示していた一方、日帰り旅行は7月が14.5%減、8月が6.1%減と低調だった。
横ばいに近い推移だったものの、9月は23.4%増、6月は20.2%増と拡大。特に5月の日帰り旅行が41.1%増の6321億円と大きく伸びたほか、6月の宿泊旅行も27.9%増の1兆3515億円で好調だった。
なお、同期間(2019年7月~9月)の日本人国内のべ旅行者数(速報)は2.5%増の1憶6795万人、そのうち宿泊旅行は4.8%増の9469万人、日帰り旅行は0.3%減の7326万人。日本人国内旅行1人1回あたりの旅行単価は、宿泊旅行は0.3%増の5万7412円、日帰り旅行は5.7%減の1万6341円だった。
日本人国内旅行消費額の推移は以下のとおり。