観光庁が発表した主要旅行業者48社の旅行取扱状況(速報)によると、2019年11月の総取扱額は前年比2.3%減の4237億5679万円となった
海外旅行は同4.1%減の1403億1994万円、国内旅行は同3.0%減の2610億1037万円で、いずれも前年割れ。旅行会社に行なったヒアリングによると、海外旅行は香港のデモなど、国内旅行は台風19号の影響によるキャンセル発生とその後の需要の落ち込みが影響した。旅行商品ブランド(パッケージツアー:募集型企画旅行)の取扱状況では、海外旅行が同4.9%減の298億3873万円で、取扱人数も同8.8%減の13万7859人と前年割れ。国内旅行も同5.1%減の845億728万円、取扱人数が同9.3%減の281万8893人と落ち込んだ。
一方、外国人旅行(インバウンドの取扱)は、同23.5%増の224億2648万円。旅行会社によると、前月のラグビーワールドカップ効果が続き、欧米豪からの旅行者を中心に好調に推移した。ただし、旅行商品ブランドの取扱状況では、取扱額は同29.2%減の3億9554万円、取扱人数も同2.7%減の3万7813人となった。