大手OTAらが英ヘンリー王子と設立した「Travalyst」、持続可能な観光に向けた、点数評価の枠組み策定に着手

英国サセックス公爵殿下(ヘンリー王子)とBooking.com、 スカイスキャナー、トリップアドバイザー、Trip.com、Visaが共同で設立した「Travalyst(トラバリスト)」パートナーシップは、サステナビリティの実現に向けた取り組みを評価するフレームワークの策定を開始した。

このフレームワークは、旅行業界全体のサステナビリティに関する活動を点数評価するため、チャネルを超えた指針とするもの。消費者側とビジネス側の双方が理解しやすく、旅行サービスで実現可能な取り組みを実施し、その実施可能範囲を拡大。最終的に、旅行予約すべてのプラットフォーム共通の点数評価システムの基盤としていく。

初期段階として、既存の基準を元に「宿泊施設」「航空」、体験サービス(タビナカ)」の3つのフレームワークの開発が進められている。

Booking.comが主導する宿泊分野のフレームワークでは、宿泊施設による廃棄物や水の管理、地域社会への貢献や環境保護などに関する取り組みの効果を評価。既存の認証制度なども加味しながら、従来型のホテルだけでなくすべてのタイプの宿泊施設に適用できる普遍的な基準作りを目指していく。

スカイスキャナーがリードする航空分野のフレームワークでは、各フライトの二酸化炭素排出量についての透明性を高め、各航空会社の持続可能性に関する取り組みを実施する計画だ。

体験(エクスペリエンス)のフレームワークでは、トリップアドバイザーが主導し、大規模テーマパークからオプショナルツアー会社まで多岐にわたるこの分野のサービス・企業を評価できるよう、持続可能性の基準や比重を調整しながら一貫性のあるフレームワークの策定を目指す。

Travalystは、独立的かつ客観的な視点を保つため、活動を評価し指導する独立諮問委員会を設置。持続可能性を推進するNPO「Forum for the Future」が主導し、同団体の最高責任者サリー・ウレン博士が委員長を務める。

Travalystは2月26日、VisitScotland(スコットランド観光局)およびエジンバラ国際会議場(EICC)とともにエジンバラでサミットを開催し、 旅行・観光業界の主要なステークホルダーを招いて持続可能性の推進に向けたワークショップやディスカッションを行う。

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