子どものお出かけ情報を扱うサイト「いこーよ」を運営するアクトインディはこのほど、新型コロナウイルスの影響で国内公立小中学校への一斉休校の要請が出たことを踏まえ、全国の子どもの保護者に対する調査をおこなった。
それによると、保護者全体として困ることのトップは、子供を自宅に長期滞在させることで「子供が運動不足になりそう」(52.8%)。次いで「子どもが自宅の中だけで何週間も長期間過ごせるとは思えない」(52.7%)、「子どもがテレビやインターネット、ゲームばかりしそう」(49.5%)と続いた。
また、「子どもが友達と会えなくてストレスがたまりそう」(44.9%)、「休校で授業がなくなりすべてのカリキュラムが履修できていないのではないかと不安」(35.4%)など、勉強面や子供のストレスに関する不安が多いことが確認された。
なお、就業中の保護者は「休園・休校になっても仕事は休めない」が4割、「子どもだけで留守番させなくてはいけない」3割を占め、保護者全体とは異なる不安を持つ結果となっている。
こうした需要をうけて、テレワークを余儀なくされる親世代向けに観光地や宿泊施設で子どもと過ごしながら仕事をできる環境を提供するサービスも登場している。しかし、課題は「子どもの過ごし方」となりそうだ。
この調査は2020年2月28日から3月1日まで実施したもの。調査対象は8106名。