新型コロナウイルスの感染拡大を防止するために、世界各国では出入国の制限が続いている。トラベルボイスでは、2020年5月6日現在の東南アジア諸国とインド⇔日本の出入国の規制状況をまとめた(国によっては一部、外交関係者などの特例が認められる場合もある)。
日本への入国については日本政府による規制、各国への日本からの入国は、現地政府による規制。なお、日本政府は2020年3月25日付で日本邦人に対して全世界への渡航自粛(海外安全情報レベル2:不要不急の渡航は止めてください)を発出している。
前回(5月1日版)と比べ、観光・ビジネス目的の入国規制が依然として続いている。新たな点としては、インドへの国際民間航空便の着陸禁止が5月17日まで延長。また、5月3日から9日までフィリピン国内すべての国際空港の運用が停止された。(前回からの変更点は※印)
タイ
タイ→日本
- 過去14日以内に滞在していた外国人は入国拒否 [5/6現在]
日本→タイ
- 非常事態宣言により外国人の入国を原則禁止 [5/6現在]
- 5/31まで、タイに向けた航空機の飛行禁止 [5/6現在]
フィリピン
フィリピン→日本
- 過去14日以内に滞在していた外国人は入国拒否 [5/6現在]
日本→フィリピン
- 日本を含む査証免除対象国からの入国を停止。当面の間、全在外公館での新規ビザ発給を停止 [5/6現在]
- 5/3~9の期間中、フィリピン国内すべての国際空港の運用を停止[5/6現在]※
マレーシア
マレーシア→日本
- 過去14日以内に滞在していた外国人は入国拒否 [5/6現在]
日本→マレーシア
- 全ての外国人の入国を停止 [5/6現在]
ベトナム
ベトナム→日本
- 過去14日以内に滞在していた外国人は入国拒否 [5/6現在]
日本→ベトナム
- 全ての外国人の入国を停止 [5/6現在]
シンガポール
シンガポール→日本
- 過去14日以内に滞在していた外国人は入国拒否 [5/6現在]
日本→シンガポール
- 短期滞在者の入国、トランジットを禁止。長期ビザの労働ビザ保持者についても、保健や運輸など公共サービス関連以外はシンガポールへの帰国不可 [5/6現在]
- 永住、長期滞在を含む全ての入国者は指定施設で14日間の隔離 [5/6現在]
インドネシア
インドネシア→日本
- 過去14日以内に滞在していた外国人は入国拒否 [5/6現在]
日本→インドネシア
- 外国人の入国、トランジットを原則禁止 [5/6現在]
- 6/1まで、首都ジャカルタにあるスカルノ・ハッタ国際空港を離発着する全定期便(国内線・国際線)を停止 [5/6現在]
インド
インド→日本
- 4/2までに発給された一次・数次ビザと査証免除措置を停止 [5/6現在]
- 人道的な観点から緊急の訪日の必要性が認められる場合は、在インドの日本国大使館、総領事館で新たな査証が申請できる。入国後は不要不急の外出を避け14日間待機、自宅などへは公共交通機関を使用せず移動 [5/6現在]
日本→インド
- 5/17まで、国際民間旅客航空便のインドへの着陸を停止 [5/6現在]※
- すべての国境で入国禁止 [5/6現在]
以下は、直近の東南アジア4カ国からの訪日客数の推移。