ANAは、2020年4月の旅客輸送実績を発表した。新型コロナウイルスの影響で国内線、国際線とも大幅な運休・減便となったことから、旅客数も前年同月比で90%を超える減少となった。
国際線の旅客数は同95.8%減の3万4976人。供給量となる座席キロは同85%減、需要を示す旅客キロは同94.5%減で、利用率も27.3%という低水準となった。方面別でも軒並み90%以上の減少。ヨーロッパ方面の旅客数は同97.5%の減少でわずか1995人だった。
国内線の旅客数は同91.2%減の27万468人。旅客キロの減少率は、座席キロの同63.3%減を大きく上回る同90.9%減となり、利用率は15.9%に落ち込んだ。