世界の豪華客船クルーズを運航するキュナード社は、新型コロナウイルスの感染拡大よって世界の多くの港が依然として閉鎖され、今後も再開の見通しが立たない状況が続いているため、2021年のワールド・クルーズの旅程見直しを発表した。
2021年にはクイーン・エリザベスをオーストラリア、アラスカ、日本へ配船する予定にしていたが、同船は現在英国サウサンプトンに寄港中のため、代わりにサウサンプトン発着のヨーロッパ・クルーズに切り替える。
また、アムステルダムに1泊停泊するショートクルーズ、ノルウェーなどの北欧コース、イベリア半島を含む南欧コース、バルセロナ発着の地中海クルーズも計画する。ヨーロッパ・クルーズの旅程については今年9月29日に発表される予定。
同社では2022年にはクイーン・エリザベスによる日本発着クルーズを再開させたい考え。
このほか、クイーン・メリー2は2021年4月18日まで、クイーン・ヴィクトリアは2021年5月16日まで、それぞれワールド・クルーズの運航停止を延長する。