デルタ航空、マイレージプログラム担保に約6850億円を新規調達、米大手航空3社の従業員解雇さらに増える恐れ

デルタ航空は、マイレージプログラム「スカイマイル」を担保として、起債と借り入れで新たに65億ドル(約6850億円)を調達する。すでに、ユナイテッド航空とアメリカン航空は同様の措置を2020年6月に実施している。

米大手航空3社は、大規模な運休・減便を余儀なくされているなか、従業員の維持に苦労しており、今年の春には6ヶ月間の給与を確保するために、米政府から250億ドル(約2兆6300億円)の支援を受けたが、それも9月30日で期限を迎える。今後、3社合計でおよそ4万人の従業員を一時帰休あるいは一時解雇すると見られている。

9月に入って、数百人のキャビンアテンダントとパイロットが米議会に集結し、10月の一時帰休を回避するために250億ドルの追加支援を請願するSNSキャンペーンを始めた。しかし、民主党が米上院で共和党の追加コロナ対策法案の動議を否決したことで、その望みは絶たれてしまっている。

※ドル円換算は1ドル105円でトラベルボイス編集部が算出

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