宿泊施設サイトでGoToトラベル割引料金の予約が可能に、直販で割引クーポンを発行、宿泊予約システム会社が新機能を提供

旅行業界向けIT・AIサービスを提供するトリプラは、同社のSaaS型宿泊予約エンジン「triplaホテルブッキング」にGo To トラベルキャンペーン対応の「クーポン機能」を搭載した。これにより、同予約エンジンを利用している宿泊施設は、自社ホームページ上でGoToトラベルキャンペーンの予約が可能となる。同社がGoToトラベルキャンペーンにおける第三者機関パターンBの登録承認を受けたことで可能になった。

第三者機関とは、宿泊事業者が直接受けた予約記録を宿泊施設の外部で管理できるシステムや団体。宿泊施設には、GoTo事業に対応する宿泊を裏付けるものとして事務局に提出が求められている。2つのパターンがあり、Bは直接販売で宿泊事業者が給付金の申請を行うもの。

今回のクーポン機能によって、旅行者は、第三者機関にトリプラを採用する宿泊施設の予約でプラン選択画面で所定のクーポンコードを入力すれば、 割引後の宿泊料金が適用され宿泊予約を完了することができる。

旅行者から見た「クーポンコード」入力画面(報道資料より)一方、宿泊施設側は、 システム管理画面上で 「クーポンのコード」「 適用期間」「割引額あるいは割引率」「1人1泊あたりの最大割引額」「 対象プラン」の設定を行えば、クーポンコード入力画面を表示することができ、 割引適用後の金額で宿泊を販売することが可能になる。宿泊者の決済方法は、 現地決済とクレジットカード決済にも対応。 クレジットカード決済手数料は1.8%。

宿泊施設側の「クーポン機能」設定画面(報道資料より)また、この「クーポン機能」は、GoToトラベルキャンペーンに以外にも、宿泊施設が独自に行うキャンペーンにも活用可能。 管理画面上で複数の販売プランを作成する手間をかけず、金額を変動させて販売することが可能になる。

宿泊施設の直接予約でGoToキャンペーンに対応する他の予約システムとしては、7月から宿泊事業団体とピアトゥー社が共同で開発した「STAYNAVI(ステイナビ)」がある。ステイナビでは、宿泊施設サイト側での予約後に割引を受けるための割引登録が必要。宿泊当日に登録時に発行されたクーポン番号を持参する仕組み。

GoToトラベルキャンペーンへの参画する宿泊施設は、GoToトラベル事務局に宿泊事業者申請を行ったうえで、第三者機関の選択が必要となる。選択後も第三者機関の変更は可能で、宿泊施設の直接予約でGoTo適用の仕組みに選択肢が加わったことになる。

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