海外旅行に行けない「不満度」を調査、アジア地域全体では5割超、日本人は低めで36%に

旅行体験予約サイト「Klook(クルック)」は、このほどアジア太平洋市場を対象に、コロナ禍で海外旅行ができない現状に関する意識調査を実施した。アジア地域全体で過半数が海外旅行ができない現状を「不満」と回答する一方、日本は36%と低い水準にとどまるなど、各国と日本との違いも浮き彫りになった。

調査は2020年11~12月の期間中、世界13市場(オーストラリア、香港、インドネシア、日本、韓国、中国、マレーシア、ニュージーランド、フィリピン、シンガポール、台湾、タイ、ベトナム)を対象に実施。計1万5323名から回答を得た。

まず、海外旅行に行けない現状について不満に感じるか聞いたところ、アジア太平洋地域全体で55%、日本は36%が「不満」と回答した。日本はもともと国内旅行市場が大きく、一時的に海外旅行需要も吸収しているのが一因のようだ。

発表資料より

アジア太平洋地域全体では性別や年齢、配偶者や子どもの有無など属性別に大きな差がなかったのに対し、日本はばらつきが大きいのも特徴。特に、子どもを持つ既婚者やミレニアル世代に海外旅行ができないことへの不満が突出している。

発表資料より

なお、不満を感じる理由については、市場全体、日本ともに回答者の50%以上が、「友人・恋人と楽しい思い出作りができない」、「海外で家族や友人、恋人と再開できない」、「休みの日でも完全“オフモード”になれない」、「家で映画やドラマを観るばかりの週末に飽きた」の4つを挙げている。

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