ANAグループ、CO2排出量で新たな目標設定、航空機運航による排出量を2050年に実質ゼロに、ESG経営を加速

ANAグループは、ESG経営を加速するため2030年中期環境目標を新たに設定した。これまでは、 2012~2020年中期環境計画「ANA FLY ECO 2020」のなかで、2020年7月に「2050 年までに航空機の運航におけるCO2排出量 50%削減(2005年比)」とした目標を設定していだが、新たに発表された日本政府の温室効果ガス削減目標を見据えて、環境負荷軽減への取り組みをさらに促進させる。

ESG経営とは、「Environment(環境)」「Social(社会)」「Governance(企業統治)」の3要素を重視して成長を図る企業経営。具体的な目標としては、航空機の運航で発生するCO2排出量を2030年には2019年度以下(実質)にし、2050年に実質ゼロを目指す。また、航空機の運航以外で發生するCO2排出量については、2030年で2019年度比33%以上を削減し、2050年に実質ゼロにする目標を設定した。

このほか、資源類の廃棄では、2030年に2019年度比70%以上を削減し、2050年にゼロにする。機内食などの食品廃棄率については、2030年に2019年度の4.6%を3.8%以下に削減し、2050年には2.3%以下(2019年度比50%削減)を目指す。

航空機の運航で発生するCO2の排出量実質ゼロに向けては、持続可能な航空燃料(Sustainable Aviation Fuel: SAF)の活用、航空機の技術革新、オペレーション上の改善、排出権取引制度の活用の4つの柱で取り組みを進める。

ANAグループは、SAFについて、2020年から東芝エネルギーシステムズ、東芝、東洋エンジニ アリング、出光興産、日本CCS調査と共同で排ガスなどからのCO2をSAFに再利用するビジネスモデルの検討を進めているほか、2020年にはフィンランドのNesteと共同でSAF使用フライトを実施した。

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